かなり使い込まれたバンドネオン、新しい特注ハードケース付きです。
15年以上前に早稲田大学のタンゴバンドOBから25万で購入しました。
それ以前の経緯は不明ですが、内部のスタンプから製造時期は1946年と推定されます。(画像12参照)
ボロボロの厚紙製のケース入りでしたが、浜松の楽器ケース屋に特注し、6万でハードケースを誂えました。
個人的にはよく弾き込まれた素晴らしい音だと思います。特に左手の引きの響きは深く独特の美しさです。
しかし、何せ長期間使われており、傷みやエア漏れもあったので、プロ奏者に紹介していただいた福岡の調律師(後藤勝美さん、故人)にお願いし調律含むフルメンテナンスを行いました。
主なメンテの内容は、蛇腹の空気漏れ修理、全調律、化粧金物類修理復元、押しボタン表面の貝復元、革バンド交換などです。総額8.5万でした。
後藤さんから「かなり使い込まれてるが、由緒正しい楽器ですね」とのコメントがありました。
右手ボタン38個、左手ボタン32個、押し引き異音のいわゆるディアトニカタイプです。
しばらく演奏しませんでしたので、出品にあたり全ボタンの発音を確認したところ、右手小指ファ#の引きが発音しません。(押しは発音する。位置は画像2参照)
なので、再調律が必要かと思います。
ズボンの擦れ防止のため特注した膝上に置く布(コールテン)もお付けします。
なお、お値引きについてはご容赦ねがいます。